やっと、”Call Me By Your Name”(邦題:君の名前で僕を呼んで)を観ました。
就職した年の4月に日本で公開されたので、私生活がしっちゃかめっちゃかすぎて、映画館に観に行くことは叶わず。
いつからNetflixで観ることができるようになっていたのかも分かりませんが、観てしましました。
切ない話だとは思っていましたが、ストーリーよりもまず、心を打たれたのは圧倒的な映像美!
フィルムとか、編集とかのおかげなのでしょうが、本当に80,90年代に撮影しましたみたいな雰囲気が素敵でした。
あの家や街全体がそう見えるのかもですが。
感想としては、何となく、アプリコットは主人公を表すメタファーで、アプリコットの語源に「早熟」という意味が一説によるとあるそうなので、一つの軸になっているのかなと思ったり。
エリオ(ティモシー・シャラメ)の両親、というか、私は圧倒的に母の理解が深いと思いますし、オリバー(アーミー・ハマー)みたいに、”普通に”結婚していくことが、あの時代を賢く生きるには必要なんじゃないかなと思いました。
ひと夏の恋としては、濃密で残酷な二度とない経験。
エリオがこれからの人生をどう歩んでいくかにも影響を与えそう。
恋じゃなくても、自分にとって劇的な出来事があるのはうらやましいです。
いつか自分にも、そんな出来事がふりかかってくることを祈って、ティモシーのチャーリーとチョコレート工場を映画館で観ようかな。